【5分でわかる】倉敷のおすすめスポット5選
倉敷LOVERの私が倉敷の魅力を厳選してご紹介します。
〈目次〉
1.フォトジェニックな美観地区
倉敷と言えば何といってもこのきれいな風景。
この地域は総称して美観地区と呼ばれています。
江戸時代からの景観が保存されており、その建物を利用したお店や文化的施設が多く、観光客が楽しめるスポットになっています。
江戸時代、船で物資を運んでいた時代に、この地域は大阪への中継地点として重要な役割を果たしていました。
そのため、多くの倉庫(蔵屋敷)が立ち並び、船が入るための水路も整備されています。
倉敷の名前の由来は、この蔵屋敷からきているとされる説もあります。
倉敷は幕府が直接支配する領地「天領」の一つであったことからも、その重要性がわかります。
かつての繁栄の様子を想像しながら歩くのも楽しいでしょう。
2.倉敷アイビースクエア
代官所とは今でいう市役所のようなもので、倉敷周辺の事務などを行っていました。
しかし、この代官所はある騒動により火災でなくなってしまいました。
その跡地にあるのが倉敷アイビースクエアです。
倉敷アイビースクエアは宿泊施設、お土産ショップ、広場などを併設した複合施設で、美観地区内でひときわ存在感を放っています。
レンガ造りの建物とその外壁を覆うツタが印象的で、これもまたきれいな景観を作り出しています。
実はこの建物、かつてこの場所にあった倉敷紡績所の工場を再利用したもので、近代化産業遺産にも認定されています。
ツタは工場の空調のために植えられたものだそうです。
この場所は、江戸時代には代官所、明治時代には倉敷紡績所、という歴史を持ち、現在は倉敷アイビースクエアとしてその歴史を伝え続けています。
3.神社もある!
美観地区のすぐそばに、ひときわ高くなっている丘のような地形があります。
これは鶴形山(つるがたやま)と呼ばれています。
その鶴形山の上にあるのが阿智神社(あちじんじゃ)です。
約500年前まで倉敷やこの周辺の地域は海でした。
そうすると、鶴形山に当たる場所はその当時は島であったと想像することができます。
つまり、倉敷が海であった時代でも鶴形山に人が来ることはできたということになります。
その証拠に、阿智神社境内には大きな岩があります。
岩が何かというと、日本には古代から岩を神様として祀るという信仰方法があります。
鶴形山には、古代から神様が宿っていたということがわかります。
また、当時はこの周辺は海であったということから、この神社には宗像三女神(むなかたさんじょしん)という海上安全の神様が祀られています。
それが現在、川の沖積や江戸時代の干拓によって倉敷市街地はみるみる大きくなっていきました。
阿智神社に行けば、倉敷の本当の歴史を感じることができるかもしれません。
4.倉敷デニム
倉敷は江戸時代以降、干拓地として大きく開発されることとなります。
海水を取り除いて土地を作っていくため、この地は塩分が多い土壌となってしまいます。
このような土地は、塩分に強い綿花を栽培するのに適しています。
これにより、倉敷では綿花栽培が盛んになり、これを原料とした繊維産業が発展します。
近くの児島(こじま)という地域では国内初のジーンズが生産されました。
倉敷では、現在もデニム生地を使った雑貨など、繊維産業という伝統を受け継いでいるお店がたくさんあります。
倉敷デニムストリートや、先ほど紹介したアイビースクエア内でもジーンズ・デニム雑貨が取り扱われています。
デニムが有名ということで、青い肉まんや青いソフトクリームも販売されています。
なんとも食欲をそそらない色ですが、それが逆に面白くて話題性もありますね。
5.大原美術館
倉敷を語るときに大原家の名を出さずには終われません。
大原家とは、倉敷の大地主で、倉敷の発展に最もかかわった家です。
例えば、倉敷紡績所(クラボウ)の初代社長は、大原孝四郎です。
倉敷絹織(クラレ)の初代社長は、大原孫三郎です。
そんな大原孫三郎が倉敷に設立したのが大原美術館です。
中でも、エル・グレコの「受胎告知」は日本で2つしかない大変貴重なものだそうで、この美術館の目玉となっています。
料金は1500円です。
最後に
倉敷には、ここでは紹介しきれない魅力がまだまだあります!
マスキングテープで有名な如竹堂の本店、実は倉敷発祥のぶっかけうどん、駅前のえびす通商店街など。
また、倉敷駅前、美観地区と逆側の出口を出ると、アリオ倉敷があります。
三井アウトレットパークも併設されているので、ショッピングも楽しめます。
ぜひご自身で行って、さらなる倉敷の魅力を発見してみてください!