【5分でわかる】倉敷のおすすめスポット5選
倉敷LOVERの私が倉敷の魅力を厳選してご紹介します。
〈目次〉
1.フォトジェニックな美観地区
倉敷と言えば何といってもこのきれいな風景。
この地域は総称して美観地区と呼ばれています。
江戸時代からの景観が保存されており、その建物を利用したお店や文化的施設が多く、観光客が楽しめるスポットになっています。
江戸時代、船で物資を運んでいた時代に、この地域は大阪への中継地点として重要な役割を果たしていました。
そのため、多くの倉庫(蔵屋敷)が立ち並び、船が入るための水路も整備されています。
倉敷の名前の由来は、この蔵屋敷からきているとされる説もあります。
倉敷は幕府が直接支配する領地「天領」の一つであったことからも、その重要性がわかります。
かつての繁栄の様子を想像しながら歩くのも楽しいでしょう。
2.倉敷アイビースクエア
代官所とは今でいう市役所のようなもので、倉敷周辺の事務などを行っていました。
しかし、この代官所はある騒動により火災でなくなってしまいました。
その跡地にあるのが倉敷アイビースクエアです。
倉敷アイビースクエアは宿泊施設、お土産ショップ、広場などを併設した複合施設で、美観地区内でひときわ存在感を放っています。
レンガ造りの建物とその外壁を覆うツタが印象的で、これもまたきれいな景観を作り出しています。
実はこの建物、かつてこの場所にあった倉敷紡績所の工場を再利用したもので、近代化産業遺産にも認定されています。
ツタは工場の空調のために植えられたものだそうです。
この場所は、江戸時代には代官所、明治時代には倉敷紡績所、という歴史を持ち、現在は倉敷アイビースクエアとしてその歴史を伝え続けています。
3.神社もある!
美観地区のすぐそばに、ひときわ高くなっている丘のような地形があります。
これは鶴形山(つるがたやま)と呼ばれています。
その鶴形山の上にあるのが阿智神社(あちじんじゃ)です。
約500年前まで倉敷やこの周辺の地域は海でした。
そうすると、鶴形山に当たる場所はその当時は島であったと想像することができます。
つまり、倉敷が海であった時代でも鶴形山に人が来ることはできたということになります。
その証拠に、阿智神社境内には大きな岩があります。
岩が何かというと、日本には古代から岩を神様として祀るという信仰方法があります。
鶴形山には、古代から神様が宿っていたということがわかります。
また、当時はこの周辺は海であったということから、この神社には宗像三女神(むなかたさんじょしん)という海上安全の神様が祀られています。
それが現在、川の沖積や江戸時代の干拓によって倉敷市街地はみるみる大きくなっていきました。
阿智神社に行けば、倉敷の本当の歴史を感じることができるかもしれません。
4.倉敷デニム
倉敷は江戸時代以降、干拓地として大きく開発されることとなります。
海水を取り除いて土地を作っていくため、この地は塩分が多い土壌となってしまいます。
このような土地は、塩分に強い綿花を栽培するのに適しています。
これにより、倉敷では綿花栽培が盛んになり、これを原料とした繊維産業が発展します。
近くの児島(こじま)という地域では国内初のジーンズが生産されました。
倉敷では、現在もデニム生地を使った雑貨など、繊維産業という伝統を受け継いでいるお店がたくさんあります。
倉敷デニムストリートや、先ほど紹介したアイビースクエア内でもジーンズ・デニム雑貨が取り扱われています。
デニムが有名ということで、青い肉まんや青いソフトクリームも販売されています。
なんとも食欲をそそらない色ですが、それが逆に面白くて話題性もありますね。
5.大原美術館
倉敷を語るときに大原家の名を出さずには終われません。
大原家とは、倉敷の大地主で、倉敷の発展に最もかかわった家です。
例えば、倉敷紡績所(クラボウ)の初代社長は、大原孝四郎です。
倉敷絹織(クラレ)の初代社長は、大原孫三郎です。
そんな大原孫三郎が倉敷に設立したのが大原美術館です。
中でも、エル・グレコの「受胎告知」は日本で2つしかない大変貴重なものだそうで、この美術館の目玉となっています。
料金は1500円です。
最後に
倉敷には、ここでは紹介しきれない魅力がまだまだあります!
マスキングテープで有名な如竹堂の本店、実は倉敷発祥のぶっかけうどん、駅前のえびす通商店街など。
また、倉敷駅前、美観地区と逆側の出口を出ると、アリオ倉敷があります。
三井アウトレットパークも併設されているので、ショッピングも楽しめます。
ぜひご自身で行って、さらなる倉敷の魅力を発見してみてください!
三種の神器がまつられている神社 熱田神宮とは
〈目次〉
アクセス
熱田神宮の最寄り駅は、名古屋鉄道(名鉄)の「神宮前駅」です。
名鉄名古屋本線で「名鉄名古屋駅」から「神宮前駅」までは6分、230円です。
もう一つ、JRの「熱田駅」が近くにあります。
JR東海道本線で「名古屋駅」から「熱田駅」までは8分、190円です。
どちらでもアクセス可能なので、私は行きと帰りで別々の鉄道を利用しました。
熱田神宮とは
日本国内でもっとも格式高い位の神社には「神宮」という名がつけられます。
熱田神宮もその一つです。
では、なぜ位が高いのか。
それは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)という刀が祀られているからです。
三種の神器
三種の神器とは、日本で天皇が代々受け継いできた宝物のことです。
日本神話にも登場します。
三種の神器は、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)の他に、八咫鏡(やたのかがみ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)のことを言います。
八咫鏡(やたのかがみ)は伊勢神宮に、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居に、そして草薙神剣が熱田神宮にあります。
この並びからも、熱田神宮の格式の高さがわかります。
草薙神剣は、日本神話の中では須佐之男命(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したときに、八岐大蛇の尾から出てきたとされています。
その後、須佐之男命は、これを天照大神(アマテラスオオミカミ)に献上しました。
この剣は様々な経緯を経て尾張国(現在の愛知県)で祭られることとなり、これが熱田神宮の起源となりました。
熱田神宮の宝物殿(ほうもつでん)
熱田神宮の境内には、国宝や重要文化財を展示している施設があります。
拝観料は大人300円、中学生までが150円です。
この施設の自慢は、刀剣の展示です。
草薙神剣が収められている神社というだけあって、幅広い層から名刀が集まってくるそうです。
刀好きの方は必見のスポットであると思います。
こころの小径(こみち)
境内の散策スポットとして「こころの小径」があります。
木陰をゆったりと散歩することができます。
パワースポットらしきものも多く見られます。
伊勢神宮ほどの賑わいはない。
伊勢神宮と同じぐらい格式が高いのに、なぜ知名度はそれより劣るのか。
私は、周辺の賑わい方の違いが大きな要因になっていると思います。
伊勢神宮は古くから「お伊勢参り」と言われるように観光地としての側面を持っていました。
そのため、周辺には「おかげ横丁」などの土産もの屋が立ち並び、メディアなどにもたびたび取り上げられます。
一方で、熱田神宮の周辺はほとんど観光地化されていません。
道路の対岸にある商店街はそれほど活気があるようには見えませんでした。
同じような性質の神社であるのに、観光の仕方が異なるのは面白いことです。
あえて語弊を恐れずに言うならば、友達と行くなら伊勢神宮、一人で行くなら熱田神宮といったような雰囲気です。
最後に、この地には三種の神器が収められているという言い伝えからも、歴史的に重要とされてきた場所です。
そのような意味で、私は一度は訪れておくべきスポットだと思います。
【密回避】関西の穴場観光スポット7選
今回は、
コロナが怖くて人混みを避けたい!
でもどっか出かけたい!
という方におすすめの関西穴場観光スポットをご紹介したいと思います。
〈目次〉
この記事は動画の補足的な内容になっていますのでぜひ動画と合わせてご覧ください!
1.明日香村(奈良県)
移動距離の目安・・・大阪から電車で約1時間
所要時間・・・まる1日
奈良県の観光スポットと言えば、いわゆる大仏や鹿がいるエリアを想像すると思いますが、そこより南側のエリアに明日香村はあります。
明日香村は、飛鳥時代の日本の政治の中心。
ここから政治の基礎が作られたとされていることから、明日香村は日本の始まりの場所とも言われています。
そんな場所には、1400年前から続く日本の原風景が残っています。
さらに、村内には古墳や寺など、1日では回り切れないほどの観光スポットがたくさんあります。
ここをレンタサイクルで巡るのが気持ちよくて最高です!
ただ、ほとんどが屋外施設かつ周囲に建物が少なく影がほとんどないことから、かなり熱くなるので、熱中症にはご注意ください。
詳しくは以下の記事で↓
2.醒ヶ井宿(滋賀県)
移動時間の目安・・・大阪から電車で1時間40分
所要時間・・・1時間
「さめがいじゅく」と読みます。
滋賀県にある宿場町で、小さな川が流れていることが特徴です。
人気なのは、水中に梅花藻(バイカモ)という花が咲く涼しげな風景。
夏には地元の方が清流でスイカを冷やしている光景なども見ることもできます。
所要時間はだいたい1時間もあれば十分かと思いますので、彦根や敦賀などと合わせての観光が良いかと思います。
3.智頭急行(兵庫県、岡山県、鳥取県)
移動時間の目安・・・大阪から電車で2時間
所要時間・・・5~8時間
智頭急行(ちずきゅうこう)は兵庫、岡山、鳥取をまたいで走るローカル線です。
この路線は、大阪ー鳥取間を移動する人々が「スーパーはくと」という特急で通り過ぎる区間としても利用されています。
が、この沿線には魅力的な観光スポットがたくさんありますので、途中下車の旅をお勧めします。
例えば、平福駅。
ここは城下町から宿場町になったという2つの歴史を持つ町です。
宿場町時代からの蔵が並ぶ川端風景(かわばたふうけい)というのが有名です。
車内ではのんびりと過ごすことができ、車窓からは田舎の風景を眺めることができます。
ワンマン列車、無人駅は当たり前の世界です。
1日フリーきっぷが発売されているので、これを買っていきましょう。
きっぷの料金、他の駅の見どころについては以下の記事で↓
4.高野山(和歌山県)
移動時間の目安・・・大阪から電車で2時間30分
所要時間・・・まる1日
高野山は宗教都市で、山に囲まれた町全体を表します。
この町には修行僧はもちろん、一般の人も住んでいます。
少々不便ですがコンビニも、警察署も、信号も、バスもあります。
ただ、高野山は標高800mという高地にあるので、電車やロープウェーに乗っていくことになります。
これに乗って高野山に着くと、町の中は基本的にバスでの移動になります。
これらの電車、ロープウェー、バスはすべての乗り放題きっぷが南海電車から発売されています。
金剛峯寺のシンボルとして建てられた根本大塔(こんぽんだいとう)や、空海が眠っているとされる奥の院(おくのいん)などに訪れることができます。
奥の院は、夏は涼しくて快適ですが、その反面冬は日が当たらない&高地という条件からかなり寒くなります。防寒対策はしっかりとしていくことをおすすめします。
グルメは高野山ならではものとして精進料理が名物です。
普段ではなかなか食べることができないものですので是非食べてみてください!
5.長浜城(滋賀県)
移動時間の目安・・・大阪から電車で1時間40分
所要時間・・・1時間
長浜城自体は、特別有名なことはないのですが、私がおすすめしたいのは長浜城公園から見える琵琶湖と夕日です。
ここは知る人ぞ知る琵琶湖の夕日スポット。
長浜城は琵琶湖の東側に位置しているので、そこから西の方角にある琵琶湖の向こうに夕日を見ることができます。
まるで海のように大きい琵琶湖ですが、どこか安心感のある穏やかな波。
その向こうに夕日がある光景は、海から見る夕日とはまた違った雰囲気があります。
長浜城の観光も併せて、ぜひ行ってみてください!
6.福知山線廃線跡(兵庫県)
移動時間の目安・・・大阪から電車で40分
所要時間・・・約4時間
大阪から最も近い秘境駅とも言われる武田尾(たけだお)駅。
この近くには、かつて線路があった場所を利用して作られたハイキングコースがあります。
線路は谷沿いを走っていたので、渓谷地形を間近に見ながら歩くことができます。
途中、鉄橋やトンネルにも何度も出会います。
ただ、このハイキングコースはしっかりと整備されたものではないため、少々危険なところもあります。
トンネル内にライトなどはありません。懐中電灯が必須です。
少しのスリルを味わいながら自然を感じたいという方におすすめです。
駅前にはコンビニ等もないので飲料、食料はあらかじめ買ってから行くことをお勧めします。
7.余部橋梁(兵庫県)
移動時間の目安・・・大阪から電車で約4時間
所要時間・・・1時間
餘部(あまるべ)駅は橋の上にある駅で、空の駅とも言われています。
そして、この橋を余部橋梁(あまるべきょうりょう)と言います。
やまあいに架けられた橋で、日本海を望むことができます。
橋からはクリスタルタワーというエレベーターを使って降りることができ、橋の下には観光案内所や売店が少しあります。
横に大きな駐車場もあり、車で訪れる方も多くいますが、私は電車で訪れることをお勧めします。
なぜなら、この餘部駅がある路線・山陰本線は乗降客が少なく、いつ廃線になってもおかしくないようなところだからです。
接続が悪いなど不便なことは多いですが、旅の醍醐味としてローカル線を味わってみるのはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
サンダーバードの乗車券、普通に買うのはもったいない!
〈目次〉
まずはじめに
大阪から北陸地方へ行くときに必ず乗るのが、サンダーバードという特急です。
そして、これが片道約7000円なので、往復するだけで約14000円もかかってしまうということになります。
そのため、大阪発で北陸地方をお得に観光するためには、いかにサンダーバードの料金を安くすることができるかがポイントになります。
方法は主に2つあります。
1.日本旅行が販売するサンダーバードの格安きっぷ
こちらはサンダーバードの往復セットで約8000円となっているため、本来の片道の料金で往復することができる非常にお得な設定となっています。
このきっぷは日帰りでの利用に限るため、金沢周辺の観光をしたいという方に向いていると言えます。
発売時期は不定期で、あまり大々的に宣伝もされていないため、インターネットで頻繁にチェックする必要があります。
2.JR西日本が発売する北陸乗り放題きっぷ
こちらはサンダーバードの往復+北陸地方での新幹線や特急に3日間乗り放題のセットで、15850円という内容です。
金沢だけでなく富山にも訪れたいという方にはこちらがおすすめです。
通年販売されており、予約も前日まで可能ということで非常に使いやすいです。
公式ページ↓
本記事では、こちらのきっぷを紹介します。
北陸乗り放題きっぷを使うときのポイント
このきっぷの強みをまとめるとこんな感じになります!
1.サンダーバードに乗り放題であること!
このきっぷでは、北陸エリア内の特急が乗り放題になります。
そのため、北陸エリア内であれば実質サンダーバードも乗り放題となります。
これによって、普段は降りることのないような駅に途中下車することができます。
例えば、敦賀(つるが)、鯖江(さばえ)、福井、芦原温泉(あわらおんせん)、加賀温泉、小松など。
ただ、敦賀は在来線で大阪から日帰りで行けたりもしますので、せっかくならそれ以降の駅で降りてみるのがよいかと思います。
2.北陸新幹線の一部区間が乗り放題であること!
新幹線に乗り放題という何ともブルジョワな経験をすることができます。
関西在住であれば北陸新幹線に乗ることはそんなに多くはないと思うので、この機会に乗りまくるのがよいでしょう。
ただし、手放しで喜ぶことはできません。
新幹線に乗ることができるのは一部区間のみであり、具体的に言うと以下のような区間になっています。
金沢ー新高岡ー富山ー黒部宇奈月温泉
つまり、この4駅しか降りることができないということになります。
また、新高岡駅や黒部宇奈月温泉駅などは主要な駅ではないため、新幹線の本数も少なくなってしまいます。
これらのことに注意する必要はありますが、長距離の移動では新幹線をガンガン使うことができます。
3.観光列車の乗車券としても使える!
石川や富山には、観光列車がたくさんあります。
金沢駅から能登方面へ向かい和倉温泉駅までを結ぶ「花嫁のれん」。
砺波平野を駆け抜け、さらに富山湾沿岸を走る「べるもんた」。
これらの列車には、追加の指定席料金を払うだけで乗車することができます。
本来は約1500円の運賃も必要ですが、ここに北陸乗り放題きっぷが適用されるからです。
指定席料金は、花嫁のれんでは1390円、べるもんたでは530円となっています。
他の交通機関との組み合わせが必要
このきっぷは、北陸エリアの
- 新幹線
- 特急
- 在来線
- IRいしかわ鉄道
- あいの風とやま鉄道
が乗り放題となります。
逆に言えば、それ以外は乗ることができません。
これで十分じゃないかと思うかもしれませんが、富山の主要な観光地へはここからさらにバスや他の鉄道を利用する必要があるものが多いです。
以下に例を挙げます。
1、宇奈月温泉は黒部宇奈月温泉駅にはない!?
新幹線の黒部宇奈月温泉駅は、宇奈月温泉から意外と離れたところにあります。
黒部宇奈月温泉駅に着いたら、富山地方鉄道という別の鉄道に乗り換えてさらに30分行く必要があります。
2.富山市内観光は路面電車かバスで。
新幹線で富山駅に着いたら、富岩運河環水公園や富山城、ガラス美術館の観光をすることができます。
しかし、これらのスポットは別の路面電車やバスを利用しないと行くことができません。
3.海王丸パークへは万葉線で。
ここへは、JRの高岡駅から万葉線という路面電車に約40分乗らなければいけません。
4.ほたるいかミュージアムや埋没林博物館はバスが必要かも?
それぞれ、あいの風とやま鉄道の最寄り駅がありますが、徒歩約10分と微妙な距離。
気候や天候が悪ければバスを使う必要があるかもしれません。
5.立山、黒部ダムへはアルペンルートで。
アルペンルートや黒部ダムはロープウェーやバスなどを使って1日がかりで観光するものです。
そのため、アルペンルートに行くのであればこのきっぷはあまり適していないと言えるでしょう。
上記のように、富山県には多様な鉄道会社があります。
そのため、このきっぷが使えない他の交通機関との組み合わせも時には必要になります。
以下の記事は北陸乗り放題きっぷを実際に使った2泊3日の旅程です。(動画あり)
ぜひ参考にしてみてください。
大阪発!3万円で北陸地方2泊3日の旅モデルコース
今回は北陸乗り放題きっぷを使った大阪発の北陸旅行のモデルコースをご紹介します。
こちらの動画で紹介したものの裏情報的な記事となっています。
動画と合わせてご覧ください!
【目次】
使用金額
1日目
北陸乗り放題きっぷ 15850円
富山ブラック 900円
レンタサイクル 500円
ゴーゴーカレー 800円
ホテル 2500円
2日目
花嫁のれん 1390円
駅弁 1200円
金沢市内1日フリー乗車券 600円
板チョコアイス 100円
とり野菜みそ 600円
ホテル 2500円
3日目
富山地方鉄道 市内電車・バス1日ふりーきっぷ 650円
海鮮丼 1078円
21世紀美術館 450円
8番らーめん 649円
計 30967円
動画内では紹介できなかったその他もろもろ
セブンイレブンのパン 127円
マツキヨのお茶 2本で138円
お土産 1080円
セブンイレブンのパン 138円
スーパーのお茶 2本で168円
セブンイレブンのコーヒー 110円
計 32728円
※動画内でもご説明していますが、3万円内で抑えるには食事やお土産での調整が重要になります。
しかしあまりに質素にしすぎてはせっかくの旅行が少し寂しくなると感じてしまう方も多いかと思います。そこのバランスはご自身の価値観で判断していただければ幸いです。
節約ポイント1.無料の観光地で十分に楽しめる
今回の旅で訪れた観光地は無料のスポットが多かったと思います。
海王丸パーク、ひがし茶屋街、金沢城、四校記念館、尾山神社、富山城、ガラス美術館、市役所の展望台など。
これらの場所はお金を払って入場するエリアもありますが、そこに入らなくても十分楽しめました。
もちろん、自分が強く興味を持っているものであれば、お金を払って入るべきだと思います。
例えばガラスが好きならガラス美術館の有料エリアに、船が好きならば海王丸の内部に乗船するなど。
私は今回、21世紀美術館の有料エリアに入りました。
21世紀美術館も、周囲の無料開放ゾーンだけで十分に楽しめる場所ではあるのですが、私が過去数回訪れていて未だに内部に入ったことがなかったので、満を持して入ることにしました。
節約ポイント2.移動時間を楽しむ
電車に乗っている間も楽しむことができれば、移動時間が無駄だということがなくなります。
今回は、北陸新幹線に乗り放題だったので、普段の電車に乗るような気楽な感覚で新幹線に乗るという経験を楽しみました。
特に北陸新幹線は内装がきれいなので乗っていて楽しいです。
あとは、花嫁のれんという観光列車。
これも和倉温泉に行くことが目的ではなく、観光列車に乗る時間を楽しむことが目的です。
和倉温泉には行けたらいいなぐらいに思っていただけで、今回はバスの接続が悪かったために和倉温泉には行きませんでした。
節約ポイント3.フリーきっぷを活かした旅程を立てる
今回の旅ではふりーきっぷを3枚種類使っています。
1つ目が北陸乗り放題きっぷ。
このきっぷは新幹線を乗り倒すことで元を取りまくっています。
黒部宇奈月温泉駅は、舌山駅まで歩いて終わるという異例の観光でしたが、なんとも贅沢な使い方をしている感じがして面白いです。
2つ目が金沢市内1日フリー乗車券。
これは金沢市内のバスに乗り放題というきっぷです。
金沢市内の観光をなるべく1日にまとめて回りました。
21世紀美術館だけ別日に行ったことは少しもったいないですが、ここだけは混雑を避けるために空いてそうな日を選びました。
21世紀美術館は人が多いとあまりゆっくり見られないので、混雑を避けることは最優先です。(もちろん感染症対策のためにも)
3つ目は富山地方鉄道 市内電車・バス1日フリーきっぷ。
これについては別記事で紹介しています。
結局なんぼ元とったん?
今回の旅行で北陸乗り放題きっぷを使わなかった場合の交通費を計算してみます。
※新幹線・特急は自由席の場合で換算しています。
1日目
サンダーバード 大阪→金沢 7260円
北陸新幹線 金沢→新高岡 1560円
JR城端線 新高岡→高岡 150円
JR城端線 高岡→新高岡 150円
2日目
3日目
北陸新幹線 金沢→富山 2860円
北陸新幹線 富山→金沢 2860円
サンダーバード 金沢→大阪 7260円
計 32200円
ー)15850円
16350円の得!
これより元を取った旅行をしたことがあるという挑戦者募集してます。
金沢にある神秘的な神社 尾山神社とは!?
尾山神社は金沢にある神社で、観光スポットにもなっています。
〈目次〉
尾山神社とは
この神社は、加賀藩(石川県)を治めていた前田家の初代・前田利家(としいえ)と妻のまつが祀られています。
前田家2代目の前田利長(としなが)が利家を神として祀ろうとしたことがきっかけで作られました。
徳川幕府に隠れてこっそりと作られた
尾山神社内には洋風の建築が見られます。
しかし、前田利長が生きた時代は江戸時代初期、海外の文明はまだ入ってきていません。
これはなぜでしょうか。
実は、現在の尾山神社は明治時代に新しく作られたものなのです。
では、利長が作ったかつての尾山神社はどこにあったかと言うと、富山県です。
前田利家は外様大名(とざまだいみょう)と言って、どちらかと言うと家康と敵対する身分でした。
そのため、利長は利家を祀ろうとしたときに、大々的に神社を作ることができなかったのです。
家康にバレないようにこっそりと富山県の氷見市にある卯辰八幡宮(うたつはちまんぐう)に祀りました。
明治時代になると、前田家の子孫である加賀藩の藩士たちが、金沢に改めて前田利家を祀ります。
これが尾山神社です。
加賀藩主の家として使われていた金谷御殿(かなやごてん)という建物の跡地に建てられました。
色鮮やかなギヤマンが使われた神門(しんもん)
尾山神社の入り口にある神門は明治時代に作られたものです。
当時はまさに文明開化の時代で、洋風建築をまねて作るのが流行っていました。
この神門は、和風、洋風、さらに中国風の建築様式を取り入れた非常に珍しい造りをしています。
門の最上階にはステンドグラスのようにガラスが切ってはめ込まれ(ギヤマンと言います)、夜になると中が光ります。
この灯りは明治時代、灯台の役割を果たし、船からの目印となっていたそうです。
また、門の上には避雷針が付いており、これは日本最古の避雷針だそうです。
神門のライトアップ
夜の時間帯のライトアップが特にきれいなのでおススメです。
日没から22時までライトアップされているそうです。
尾山神社の名前の由来
尾山とは金沢の昔の呼び方です。
現在でも、尾山神社の周辺の地域には尾山町と言う地名が残っています。
アクセス・所要時間
城下まち金沢周遊バス、またはJR西日本バスに乗って、「南町・尾山神社」で下車。
そこから徒歩3分です。
中には無料で入ることができてそれほど大きくもないので、歴史マニアでもなければ10分で見終わるところだと思います。
ただ、神門は一見の価値ありですので、ぜひ訪れてみてください。
金沢の主要観光スポットについても書いています↓
富山市内を地鉄市内線で巡る旅
富山観光の拠点となるJR富山駅を中心として、街の北側と南側に行くことができます。
今回は路面電車を使って、富山市内をお得に観光する方法をお伝えします!
今回のルート
【目次】
富山地方鉄道市内電車
富山の街中を走る路面電車。
富山駅から北側へ海に向かって伸びる路線を「港線」と言い、ここを走る電車は愛称「ポートラム」と呼ばれています。
富山駅から南側の市街地をぐるりと1周する路線を「環状線」と言い、ここを走る電車は愛称「セントラム」と呼ばれています。
運賃は一律 大人210円 子供110円 です。
が、観光をする際は1日ふりーきっぷを使うのがおススメです!
市内電車・バス1日ふりーきっぷ
大人650円 子供330円
地方鉄道の電鉄富山駅などで買うことができます。
4回以上乗ると元を取ることができます。
まずはセントラムに乗っていきます!(セントラムは全て反時計回りです。)
富山城
そこから約2分歩いて富山城跡公園に到着。
公園内であれば無料で見学することができます。
富山城跡、ということで天守閣は復元されたものです。
富山城は室町時代に建てられた城で、平地に建っている平城です。
前田家の居城として使われました。
そして、富山城と言えば、松川という川とセットで観光されることが多いと思います。
松川は桜の名所としても知られています。
この松川とは、かつての神通川(じんずうがわ)が流れていた場所です。
現在、神通川は富山城の西側を一直線に流れていますが、当時の神通川は蛇行しており、富山城の北側にくねっと曲がって、城のお堀の役目を果たしていました。
しかし、蛇行した神通川は何度も大きな洪水を引き起こしていたため、明治時代に神通川をまっすぐ南北に通す計画が行われました。
これを「馳越線(はせこしせん)工事」と言い、現在の神通川はこの馳越線を流れています。
かつての流路であった富山城の北側エリアは埋め立てられ、現在は県庁などが立ち並ぶ都市になっています。
そして、その当時の名残として残った小さな川が松川なのです。
富山市ガラス美術館
セントラムに乗って、さらに2駅、「グランドプラザ前」で下車。
富山県はガラスの街としての地域活性化を進めており、この美術館はその集大成として2015年に作られた施設です。
全体はTOYAMAキラリという建物になっており、他にも富山私立図書館やカフェが併設されています。
富山でなぜガラス?と思った方。
実は、こんな背景があったのです。
富山のちょっとかわいそうな話
江戸時代、富山藩は前田家によって治められていました。
その2代目藩主・前田正甫(まえだまさとし)は、薬の研究を行っていました。
そこで彼は、「反魂丹(はんごんたん)」という薬を発明しました。
腹痛に効く漢方のようなものです。
その後、この薬は日本全国に広まり、富山藩の一大事業となっていきました。
各地の藩主から反魂丹を売ってほしいと言われ、これが「配置薬、おきぐすり」のルーツだと言われています。
明治時代になると、薬をガラス瓶に入れて売るようになりました。
このとき、富山でガラスの薬瓶が盛んにつくられるようになりました。
しかし、西洋からの薬が主流になり、漢方の薬は廃止に追い込まれました。
また、薬もプラスチックの容器に入れられるようになり、ガラスの需要は減少しました。
時代の流れにより、富山の薬事業、ガラス事業は、当時ほどの活気は失いましたが、現在もそれを残そうとする思いが受け継がれています。
その一つが、「ガラスの街・富山」として街づくりをしようという動きです。
ガラス工房やガラス美術館などを通して、地域の活性化や伝統の継承を図っています。
また、富山では薬の製造が盛んであったため、現在でも数多くの製薬会社が本社や支社、工場を富山に持っています。
ジェネリック医薬品トップメーカーの日医工の本社は富山市にあります。
富山県としても、厚生部に「くすり政策課」という部署が設けられており、製薬研究の振興や配置薬の普及に力を入れているそうです。
富山市役所展望台
さて、観光に戻りましょう。
次はセントラムでさらに2駅、「桜橋」で下車。
ここは知る人ぞ知る、という感じかもしれません。
富山市の市役所には、地上70mの展望台があります。(無料です!!)
ここからは立山連峰を眺めることができます。
望遠レンズも無料で使えるという太っ腹な施設です。
環水公園
次は富山駅の北側に行きます!
と言っても、こちらの環水公園は、路面電車ではいけません。
ですので、バスで行きます!
実は、この1日ふりーきっぷを使えば、路線バスも乗れるんです!
正式名称は「富岩運河環水公園」。
「富岩運河」とは富山と岩瀬浜を繋ぐ運河で、それぞれの頭文字をとって名付けられました。
この公園は、その運河の周辺一帯に設けられえた憩いのスポットで、世界一美しいスタバがあることでも有名です。
夜のライトアップもきれいです。
昼食は富山駅で!
JR富山駅併設の「のれん横丁」には、様々な飲食店が軒を連ねています。
海鮮丼や寿司のお店が豊富で、手軽に富山名物のカニや白エビを食べることができます。
食事に迷った際は、ここをのぞいてみると良いかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!