近畿コンシェルジュ

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明日香村の歴史を学びながら観光

明日香村は奈良県のほぼ中央、奈良駅からは電車で1時間ほど南下したところにある村です。

明日香村は今日まで続いている日本の政治の基礎がつくられた場所であり、日本の始まりの地であると言えます。

日本の懐かしい風景や約1400年の歴史を持つ史跡がたくさんあることから、観光名所となっています。

 

明日香村の観光情報と行く前に知っておきたい知識をまとめてご紹介します!

 

 

 

 

明日香村の歴史

飛鳥時代(592年~710年)においては明日香村が政治の中心、つまり今でいう東京が奈良の明日香村にあったということです。

現在は田んぼが広がり人口は減少してしまった村ですが、かつてはシルクロードの東端の国際都市としての機能もあり、非常に栄えていたのでしょう。

 

この当時は蘇我氏という豪族が権力を持っていました。

この蘇我氏の勢力を抑えながら、天皇中心の政治を進めたのが、聖徳太子です。

聖徳太子推古天皇の補佐をする摂政という役割で、様々な政策を考えたとされています。

明日香村はその聖徳太子が生まれた場所であり、摂政として政治をしていた場所です。

 

また飛鳥時代天皇天皇が変わるごとに住む宮殿を変えていきます。

そのため平城京平安京のような町の区割りはなく、天皇の住居である宮が複数あるのみです。

明日香村ではこれらの宮を総称して飛鳥京と呼んでいるようです。

 

 

レンタサイクルがおすすめ

明日香村のめぐり方の王道は

近鉄電車「飛鳥駅」からレンタサイクルで回る

②車で回る

の2択です。

 

バスもありますが便の数が少ないというのが難点であり、少し回りにくそうという印象でした。

 

また車で行く場合は、駐車場を探さないといけないということがあります。

明日香村はちょっとしたスポットが点在しているので、駐車場がない場合もあります。

ただ、大きな観光スポットにはちゃんと駐車場もありますし、明日香村は広いですから快適に移動をしたい方は車でも良いでしょう。

 

 

私が最もおすすめするのはレンタサイクルです。

田んぼや川を横目に見ながらのサイクリングは普段の生活では味わうことのできない経験です。(下り坂最高です。)

また小回りが利くので、明日香村内に点在するスポットに行きやすいという点においても自転車が最も適していると思います。

 

近鉄「飛鳥駅」前にはレンタサイクル屋さんが2社ほどあり、価格競争をしています。

ここで普通の自転車と電動自転車がありますが、かなり急な上り坂もありますので電動自転車以外の選択肢はないと思います。

 

 

 

ここからは明日香村の主な名所を紹介します!

 

石舞台古墳(いしぶたいこふん)

巨大な石を積み上げて周りに盛り土をした古墳。

その上部の石が露出していることから石舞台と呼ばれています。

また巨大な石の下には空洞があり、中に入ることもできます。

この墓は豪族として権力を持っていた蘇我馬子のものであるとされています。

 

入場料は

高校生以下 100円

大人 300円

 

古墳に入場料がいるの?と私は思いました笑

ただ、巨石が露出した古墳というのは珍しいですし、お金を払って見る価値はあると思います。

ここは資料館などは特になく、本当に古墳に入るための入場料という感じでした。

古墳の周りは木で囲われており、外から見えないようになっていました。

 

周辺には道の駅や飲食店があり、昼食の時間帯に訪れるとちょうど良いでしょう。

明日香村の中で最も観光客が多い場所だと感じました。

 

 

飛鳥宮跡(あすかきゅうせき)

先にも述べたように明日香村には多くの宮がありました。

その中でも飛鳥宮跡は宮が何層にも重なっているため、重要とされています。

宮が重なるとはどういうことか?

発掘調査をしていくと、異なる天皇の宮が複数見られたのです。

1番下から

飛鳥岡本宮(あすかおかもとのみや)

飛鳥板蓋宮(あすかいたぶきのみや)

後飛鳥岡本宮(のちのあすかおかもとのみや)

飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)

です。

 

この中でも飛鳥板蓋宮は大化の改新の舞台であるとされています。

中大兄皇子中臣鎌足蘇我入鹿を暗殺したあまりに有名な事件ですね。

 

また現在の飛鳥宮跡は、飛鳥浄御原宮の井戸を復元したものです。

 

この場所は入場料などはなく、田園風景の中に突然現れるという感じでした。

駐車場もなかったです。

 

 

高松塚古墳

高松塚古墳は古墳内の石室の壁画が有名です。

こちらの古墳は誰のものなのかは諸説あります。

 

二重円墳であり、後に紹介するキトラ古墳よりは大きく、また近くで見ることができます。

近鉄「飛鳥駅」からは最も近い観光スポットであり、一番最初か最後に訪れると明日香村を効率よく回ることができます。

 

 

キトラ古墳

古墳の中に亀と虎が見えたことから「亀虎」→「キトラ」となったそうです。

石室の天井には天文図が、壁には四神、十二支などが描かれています。

四神すべての図がそろっている古墳は日本ではキトラ古墳だけだそうです。

 

これらの壁画は発掘調査により切り取られ、現在は隣にある「四神の館」で見ることができます。

非常に貴重なものであり、公開は期間が限られており予約制なので、事前に調べてから行くことをおすすめします。(無料です)

古墳自体は発掘調査後に整備されたものなので、新しく作られたという感じが抜けず、そこまでの迫力はありませんでした。

 

 

飛鳥寺

蘇我馬子が権力を見せつけるために建てた寺であり、日本最古の仏教寺院です。

真言宗

本尊の中には日本最古の仏像である飛鳥大仏があります。

 

近鉄「飛鳥駅」からは北に少し離れた場所にあります。

 

 

 

 

一つでも入場料を払うなら飛鳥王国パスポートを買おう

近鉄「飛鳥駅」の目の前にある観光案内所では「飛鳥王国パスポート」という冊子が100円で売っています。

これにはほとんどの施設で使えるクーポンがついていますから、行く場所が一つでもあれば買って損することはありません。

 

石舞台古墳に行くなら、100円引きのクーポンがついているのでそれだけでもとは取れます。

ただ、レンタサイクル100円引きのクーポンがついているのですが、これはホームページに200円引きのクーポンがあったのでそっちを使った方が得ですよ。

 

また冊子には名所の情報や地図もついています。

地図は正直グーグルマップを見るなら使わないかもしれません笑

 

 

コンビニ

明日香村の中心と言ってよいか分かりませんがそのあたりに、セブンイレブンが1つあります。

他にはあまりないと思うので、見つけたら飲み物などはここで買っておくのが良いと思います。(特にレンタサイクルの人は)

 

 

 

最後に

レンタサイクルでは自然を直に感じることができます。

車道は整備されていますが、めちゃめちゃに観光地化されていないところがちょうど良いと思いました。

これはもう一度行きます。

 

 

ここでは紹介しきれなかったスポットもあるので、他にも調べてみてください!

夏に行かれる方は、熱中症にはお気を付けください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。