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黒部ダムってどうやって行くの?【立山黒部アルペンルート観光】

黒部ダムが見たい!

どうやって行くのか調べたら、立山黒部アルペンルートと言うのが必ず出てきます。

いやいやハイキングはせーへんって、と言いたくなりますが

黒部ダムに行けるルートはこれしかないのです!

 

アルペンルートについて、今回は書いていきます。

 

 

 

 

立山黒部アルペンルートとは

黒部ダムのホームページの右上を見ると

Power with Heart

関西電力の文字があります。

 

黒部ダム関西電力が所有している水力発電のための施設です。

これを観光客が見に来れるように開発したルートが立山黒部アルペンルートです。

 

黒部ダムがあるのは黒部川の上流、険しい北アルプスの山岳地帯の中にあります。

ここまでたどり着くには、富山県側からは立山(標高3015m)長野県側からは赤沢岳(標高2678m)を越えなければなりません。

そこで、これらの山にトンネルを掘り、公共交通機関だけで行けるようにしたのです。(自然保護のために車で通ることはできません。)

アルペンルートでは、ロープウェーやトロリーバスなど様々な公共交通機関を乗り継いでいくことになります。

 

 

 

乗り物の乗り方

アルペンルート富山県立山駅から長野県の扇沢駅まで続いています。

富山方面から行くならば立山駅で、長野方面からであれば扇沢駅で切符を買います。

これらの駅では主に、アルペンルートを通り抜けできる切符往復できる切符の2種類を売っています。

 

約1万円でアルペンルート内の区間の乗り物に好きな時間に乗ることができます。

時刻表は公式ホームページに載っています。

2020年9月に私が訪れたときは、車内の混雑を避けるため、時刻表には載っていない臨時便もありました。

 

大きな荷物は送迎サービスが行われていましたが、2020年度現在は中止とされています。

だから、荷物は駅のロッカーに預けて往復切符を利用するのが良いと思います。

立山駅のロッカーは300円でした。

 

もしくは、アルペンルートの途中にはホテルがいくつかあるので、そこに泊まるのも良いかもしれません。

晴れていれば星がきれいに見えそうです。

 

 

 

黒部ダム

戦後、急速に発展する大阪は電力不足に陥っていました。

この電力をまかなうために作られたのが黒部ダムです。

1956年に工事が開始され、7年の歳月をかけて1963年に完成しました。

黒部ダムは高さが186mと日本一で、非常に多くの水をためることができます。

この水は地下にある黒部川第四発電所に送られて水力発電に使われます。

そのため、「くろよんダム」とも呼ばれます。

 

ちなみに四ということは三もあることになります。

これらはあまり注目されていませんが、黒部川のさらに下流側にあります。

アルペンルートとはまた別のルートである黒部峡谷ロッコに乗ると、見ることができます。

 

よくダムから水が噴き出している光景を見ると思います。

これは観光放水と言って、観光客を楽しませるために水を出しているだけで、その後は黒部川下流に向かって流れていきます。

毎秒10トン以上の水が放水されているそうですが、それでも水がたくさんたまっているダムを見ると、ダムが非常に大きいんだということが分かりますね。

午前中は虹を見ることができるかもしれないそうです。

 

 

ここからはアルペンルートに行くなら見ておくべき他の観光スポットをご紹介します。

 

室堂平(むろどうだいら)

アルペンルートの中で最も標高が高い地点(標高2450m)であり、アルペンルートの中で最も人気があるエリアです。

中でもみくりが池は絶景です。

立山火山の火口に水が溜まってできたもので、非常に大きい池に立山が映る姿を見ることができます。

 

 

称名滝(しょうみょうだき)

落差日本一の滝です。

いや日本一は那智の滝やろ!と関西在住の私は思いました。

 

この称名滝は4段構成の滝で、4段全て合わせると350mになるそうです。

那智の滝の2倍以上!!

ならば許します。

 

那智の滝は1段で133mだから、1段の滝としては日本一ということだったのですね。

総合では12位だそうです。

 

 

弥陀ヶ原(みだがはら)

立山火山にある標高約2000mの高原。

立山火山が噴火した際に起こった火砕流により周りが削られ、残った台地がこの弥陀ヶ原です。

高山植物を見ることができ、散策を楽しむことができます。

ラムサール条約に登録されており、国際的に重要な湿地でもあります。

 

 

大観峰(だいかんぼう)

立山の標高2316m地点にある駅です。

ここからはロープウェーに乗ることができます。

黒部湖や、それを挟んだ向かい側にある後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)を見渡すことができます。

 

 

 

 おわりに

昼食を食べる場所は室堂黒部ダム周辺にありますが、レパートリーはそんなに多くはありません。

値段も高山価格で少し高いです。

弁当などを持って行って、ピクニックするのも良いかもしれません。

と思ったけど虫がたくさんいるからやっぱりいいや、、、。

 

ちなみにゴミ箱は全然ありません。

ゴミは各自持ち帰る必要があります。

 

 

何か参考になることがあれば幸いです。

ありがとうございました!