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富山市内を地鉄市内線で巡る旅

富山市内には路面電車が発達しています。

富山観光の拠点となるJR富山駅を中心として、街の北側と南側に行くことができます。

今回は路面電車を使って、富山市内をお得に観光する方法をお伝えします!

 

今回のルート

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【目次】

 

富山地方鉄道市内電車

 富山の街中を走る路面電車

富山駅から北側へ海に向かって伸びる路線を「港線」と言い、ここを走る電車は愛称ポートラムと呼ばれています。

富山駅から南側の市街地をぐるりと1周する路線を環状線と言い、ここを走る電車は愛称セントラムと呼ばれています。

 

運賃は一律 大人210円 子供110円 です。

が、観光をする際は1日ふりーきっぷを使うのがおススメです!

 

市内電車・バス1日ふりーきっぷ

大人650円 子供330円

 

地方鉄道の電鉄富山駅などで買うことができます。

4回以上乗ると元を取ることができます。

 

まずはセントラムに乗っていきます!(セントラムは全て反時計回りです。)

 

 

富山城

 富山駅からセントラムに乗って4駅、国際会議場前」で下車。

そこから約2分歩いて富山城跡公園に到着。

公園内であれば無料で見学することができます。

富山城跡、ということで天守閣は復元されたものです。

 

富山城は室町時代に建てられた城で、平地に建っている平城です。

前田家の居城として使われました。

 

そして、富山城と言えば、松川という川とセットで観光されることが多いと思います。

松川は桜の名所としても知られています。

 

この松川とは、かつての神通川(じんずうがわ)が流れていた場所です。

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現在、神通川は富山城の西側を一直線に流れていますが、当時の神通川は蛇行しており、富山城の北側にくねっと曲がって、城のお堀の役目を果たしていました。

しかし、蛇行した神通川は何度も大きな洪水を引き起こしていたため、明治時代に神通川をまっすぐ南北に通す計画が行われました。

これを「馳越線(はせこしせん)工事」と言い、現在の神通川はこの馳越線を流れています。

かつての流路であった富山城の北側エリアは埋め立てられ、現在は県庁などが立ち並ぶ都市になっています。

そして、その当時の名残として残った小さな川が松川なのです。

 

 

富山市ガラス美術館

 セントラムに乗って、さらに2駅、「グランドプラザ前」で下車。

富山県ガラスの街としての地域活性化を進めており、この美術館はその集大成として2015年に作られた施設です。

 

全体はTOYAMAキラリという建物になっており、他にも富山私立図書館やカフェが併設されています。

 

富山でなぜガラス?と思った方。

実は、こんな背景があったのです。

 

富山のちょっとかわいそうな話

江戸時代、富山藩は前田家によって治められていました。

その2代目藩主・前田正甫(まえだまさとし)は、薬の研究を行っていました。

そこで彼は、「反魂丹(はんごんたん)」という薬を発明しました。

腹痛に効く漢方のようなものです。

その後、この薬は日本全国に広まり、富山藩の一大事業となっていきました。

各地の藩主から反魂丹を売ってほしいと言われ、これが「配置薬、おきぐすり」のルーツだと言われています。

 

明治時代になると、薬をガラス瓶に入れて売るようになりました。

このとき、富山でガラスの薬瓶が盛んにつくられるようになりました。

 

しかし、西洋からの薬が主流になり、漢方の薬は廃止に追い込まれました。

また、薬もプラスチックの容器に入れられるようになり、ガラスの需要は減少しました。

時代の流れにより、富山の薬事業、ガラス事業は、当時ほどの活気は失いましたが、現在もそれを残そうとする思いが受け継がれています。

 

その一つが、「ガラスの街・富山」として街づくりをしようという動きです。

ガラス工房やガラス美術館などを通して、地域の活性化や伝統の継承を図っています。

 

また、富山では薬の製造が盛んであったため、現在でも数多くの製薬会社が本社や支社、工場を富山に持っています。

ジェネリック医薬品トップメーカーの日医工の本社富山市にあります。

富山県としても、厚生部に「くすり政策課」という部署が設けられており、製薬研究の振興や配置薬の普及に力を入れているそうです。

 

 

富山市役所展望台

さて、観光に戻りましょう。

次はセントラムでさらに2駅、「桜橋」で下車。

ここは知る人ぞ知る、という感じかもしれません。

 

富山市の市役所には、地上70mの展望台があります。(無料です!!

ここからは立山連峰を眺めることができます。

望遠レンズも無料で使えるという太っ腹な施設です。

 

 

環水公園

次は富山駅の北側に行きます!

と言っても、こちらの環水公園は、路面電車ではいけません。

ですので、バスで行きます!

実は、この1日ふりーきっぷを使えば、路線バスも乗れるんです!

 

正式名称は「富岩運河環水公園」

「富岩運河」とは富山岩瀬浜を繋ぐ運河で、それぞれの頭文字をとって名付けられました。

この公園は、その運河の周辺一帯に設けられえた憩いのスポットで、世界一美しいスタバがあることでも有名です。

夜のライトアップもきれいです。

 

 

昼食は富山駅で!

JR富山駅駅ナカ施設は年々進化を遂げています。

JR富山駅併設の「のれん横丁」には、様々な飲食店が軒を連ねています。

海鮮丼や寿司のお店が豊富で、手軽に富山名物のカニ白エビを食べることができます。

食事に迷った際は、ここをのぞいてみると良いかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

細かい違いは分からん!しろうと目線のカルディコーヒー豆比較!

しろうと目線でカルディのコーヒー豆レビューを書いてみました。

味の違いがそんなに分からないけど、多少は気にするという方に見てもらえればと思います!

 

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今回は数あるコーヒーの中でも、定番の3つを比較してみたいと思います!

誰でも一度は試飲で飲んだことがあるであろうマイルドカルディを基準として書きます。

ちなみに、プロの方が書いているサイトは5段階評価で書かれていますが、私はコーヒーしろうとなので3段階でざっくりと評価したいと思います。

また、個人の嗜好が入ってしまわないように、ランキング形式にはあえてしていません。

 

 

1.マイルドカルディ 496円

酸味★★★

苦味★☆☆

濃さ★★☆

カルディに売っているコーヒー豆の中で、一番安い種類。

店頭で配っている(最近は残念ながら無いですが)試飲がこちら。

苦味が少ないため、誰でも飲みやすい味だと思います。

コーヒーに慣れてくると、酸味が強いと感じるようになるかもです。

 

 

 

2.スペシャブレンド 507円

酸味★☆☆

苦味★★☆

濃さ★★★

カルディに売っているコーヒー豆の中で、2番目に安い種類。

マイルドカルディより苦味を強くして、味も濃くなった印象。

ミルクを入れてもおいしいので、その時の気分で甘めがいいと思ったら調整できるところがおススメです。

個人的には一番好きです。

 

 

3.リッチブレンド 567円

酸味☆☆☆

苦味★★★

濃さ★★★

他の2つと比べて、本格的なコーヒーを飲んでいる感じがします。

 豆から挽いて作った感じが引き立ってとても良いです。

スペシャブレンドの苦味を1段階だけ強くしたような感じがしますが、嫌な苦味ではなく、むしろおいしいです。

コーヒーのプロからの評価も高いようで、味と値段を総合的に見ると、この種類が最もコスパが良いのかもしれません。

 

 

まずはこれを買うべき!

人によって好みがあると思いますが、まずはこの3つのいずれかを買えば間違いないと思います。

 

しいて言うなら

 

苦いのが苦手な方には・・・マイルドカルディ

多少は苦い方が良い方には・・・スペシャブレンド

安くて本格的な味を楽しみたい方には・・・リッチブレンド

 

という感じでしょうか。

 

ただ、いろいろな味を試してみることが楽しいと思います。

一袋200gで、だいたい15~20杯で飲めるので、様々な豆を試してみてください!

 

私もこれから探していきたいと思います。(一緒に探しましょう!)

 

智頭急行 途中下車の旅のススメ

兵庫県岡山県鳥取県を走る小さなローカル線、智頭急行(ちずきゅうこう)。

この路線は、主にスーパーはくとに乗って鳥取ー大阪間を行き来する人が通ることになり、途中下車することはほとんどないと思います。

今回は、この路線の普通列車に乗って、途中下車をしてみたいと思います。

 

〈目次〉

 

 

上郡駅

智頭急行の駅の端。ここからスタートです。

兵庫県赤穂群にある駅で、JRとの接続駅です。

 

 

 

平福駅

兵庫県佐用(さよう)郡にある無人駅。

宿場町の景観である「川端風景」が有名です。

 

この町は、城下町としての歴史と、宿場町としての歴史の2つの顔を持っています。

江戸時代初期に利神城(りかんじょう)という城が築かれ、この地は城下町として整備されました。

しかし、一国一城令により、利神城は廃城となります。

利神城跡は現在も残っていますが、崖崩れの恐れがあるため登ることができないそうです。

 

その後は、姫路から鳥取へいたるルートである因幡街道(いなばかいどう)の途中にあったことから、宿場町として栄えました。

川端風景と言って、屋敷や蔵が川沿いに並んでいる風景は、現在残っている宿場町の中でも珍しいものだと思います。

 

 

道の駅「ひらふく」

平福駅で降りたら次に電車が来るのは約1時間~2時間後です。

たっぷり時間があるので、道の駅で休憩しましょう

道の駅と言いますが、駅からまっすぐ徒歩5分ほど行けばすぐあります。

地元でとれた野菜やお土産が売っています。

利神城跡を見ることができるちょっとした展望台もあります。

 

 

 

宮本武蔵駅

岡山県美作(みまさか)市にある無人駅。

ここは、宮本武蔵生誕の地とされています。

駅では大きな宮本武蔵の絵が出迎えたくれます。

 

宮本武蔵は江戸時代に生きた剣豪。

彼は武将ではなく、言うとすれば芸術家です。

当時は、剣で戦うことが見世物になっていた時代だったのです。

しかもその剣は本物の剣で、見世物といえども命懸けです。

今では考えられないですが、それがスポーツとなったのが現在の剣道。

彼はそんな命懸けの剣術を極めた一人でした。

 

宮本武蔵駅の周辺には「あばれたけぞう」と書かれた看板が至る所にあります。

「たけぞう」とは武蔵の幼少期の呼び名だそうです。

 

 

讃甘(さのも)神社

武蔵が二刀流を編み出すきっかけがここにはあったと言われています。

この神社の宮司が太鼓を叩いていたのを見た武蔵。

太鼓のバチさばきから二刀流を思いついたんだそうです。

 

 

宮本武蔵生家跡

武蔵が生まれ育った家の跡地には、別の家が建っています。

現在は人が住んでいるため、外から見るだけです。

かつての家は火災で焼失してしまったそうですが、大黒柱だけは昔と同じ位置にあるそうです。

 

 

 

恋山形駅

鳥取県八頭町にある無人駅。

恋が叶う駅として、駅全体がピンク色に塗られています。

インスタ映えスポットらしく、駅舎にはハートの模様や絵馬をかける場所があります。

無人駅なので自動販売機で絵馬を買うことができます。

 

 

恋ポスト

駅を降りるとすぐに恋ポストというピンク色のポストがあります。

ここに手紙を入れると、ハート形の限定印が押されて届けられるそうです。

 

 

ちなみに、この駅で降りてしまうと、次の電車までまた1~2時間ほど時間ができてしまいます。

しかし、駅を出ると周りはお店などは何にもありません。

では、どうすればよいか。

 

智頭急行は、土日限定で恋山形駅に25分間だけ停車する電車を1日1本走らせています。

それを狙っていきましょう!(逆に言えばそれしかないです!)

25分もあれば、駅を見るのにはちょうど良いと思います。

通過する特急を見ることもできます。

 

 

 

智頭駅

智頭急行の終点。鳥取県八頭町にある駅。

こちらも平福と同様、宿場町です。

駅から10分ほど歩くと宿場町を見ることができます。

 

 

 

帰りはスーパーはくとで!

智頭急行では1日乗り放題きっぷを発売しています。

大人1200円で、智頭急行普通列車に乗り放題です。

そして、さらに430円の特急料金を追加で払えば、智頭急行区間だけスーパーはくとに乗ることができます

スーパーはくと智頭急行を経由してJR線に乗り入れますが、このきっぷは上郡駅智頭駅智頭急行区間のみ有効なのでそれまでしか乗れません。)

普通列車で端から端まで行くと約1時間30分かかりますが、スーパーはくとでは約30分で行けます。

ですので、往復のうちの片方は特急を利用することをおススメします!

 

 

 

 今回紹介した駅以外にもたくさん駅がありますので、ぜひ魅力的な駅を発見してみてください!

 お読みくださり、ありがとうございました!

 

イオンタウン茨木太田の歩き方

イオンタウン茨木太田のご紹介です。

「いばらきおおだ」と読みます。

「いばらぎおおた」ではありません。

 

イオンモールが遠くから買い物に来るお客さんをターゲットにしているのに対して、イオンタウンは地元の方々を対象とした中規模のショッピングセンターです。

この茨木太田は、2021年3月27日オープンと言うわけで、出来立てほやほやです!

周りにはマンションや大学があり、地元の方向けのモールという感じです。

 

〈目次〉

 

 

食品売り場が充実

食料品はスーパーの他に、肉屋、魚屋、八百屋といった専門店コーナーがあります。

売り場がきれいで見やすいです。

 

 

服が安い!あかのれん

あかのれん」という服屋さんがあります。

男女全年齢の服を総合的に取り扱っていて、安いです。

試着室は3つあり、自由に使うことができます。

わかりやすく言うと、「しまむら」のような雰囲気です。

 

 

ユニクロの前にスタバの看板!?

1階に大きなユニクロがあります。

そして、その入り口の上を見ると、なぜかスターバックスコーヒーの看板が。

しかし、目の前には確かにユニクロがあります。

なぜ?

 

実は、ユニクロの店内を通り抜けた先にスタバがあります。

このスタバは外側からも入ることができるようになっていますが、イオンタウンの中から行こうとすると、ユニクロを通らないと行けない造りになっています。

 

 

専門店

家電量販店:コジマ×ビックカメラ

書店:ふたば書店

100均:ダイソー

300均:スリーコインズプラス

雑貨屋:なし

楽器屋:なし

スポーツ用品店:なし

靴屋ABCマート

家具屋:ニトリエクスプレス

ゲーセン:なし

映画館:なし

 

・こちらのふたば書店は本屋と文房具などを販売する雑貨屋が併設された形式になっています。

 

3COINS+plusはプラスというだけあって、面積も一般的なスリコの2倍ほどあります。品ぞろえがよいです。

 

・若者向けの服屋さんはありません。

 

ウェルシアが食料品売り場の隣、入ってすぐにあります。

店内はモールの中というよりは独立したドラッグストアのような感じで広くなっています。

 

・病院子供のスクールスマホ修理専門店などが、モール内の1画を占めています。

 

 

最先端の駐車システム

ここの駐車場、駐車券がない駐車場なんです。

ナンバープレートで判別されています。

駐車券がないため戸惑うかと思いますが、機械に自分の車のナンバーを入力して精算するというシステムでした。

 

最初の90分無料で、残りは1000円の買い物でさらに60分無料になります。

1000円以上の買い物をした店で券をもらい、それを精算時に挿入することで無料が適用されます。

 

 

様々なショッピングモールを巡っている私が評価が高いと思った点

3COINS+plus

理由:品ぞろえの良さ。

あかのれん

理由:そもそも珍しい。

駐車システム

理由:最初は難しいが、出庫がスムーズになり混雑が緩和される。

 

 

全体的に安くて良い店がそろっていて、地元にあったら便利だなと思うショッピングセンターでした。

 

 

彦根は江戸時代のターミナル駅!?彦根城の歴史が誰でもわかる!

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彦根城はなぜ有名なのか知っていますか?

姫路城のように白いわけでもないし、

松本城のように黒いわけでもない。

 

ひこにゃんのおかげ?

それもあるかもしれませんね笑

 

でも実は、彦根城はめっっっっっっちゃ貴重なお城なんです。

 

日本国内には約200の城がありますが(厳密に城跡などを入れるともっとあります。)そのほとんどが復元されたもので、江戸時代から現在まで天守閣がずっと保存されているお城は12基しかありません。(現存12天守といいます。)

そして、彦根城はその現存12天守の1つなのです。

だからすごく貴重なお城です。

 

そんな彦根城についてご紹介していきます。

 

 

 

交通の要衝・彦根

江戸時代に電車や車はないため、人々は徒歩や籠、馬に乗って移動するわけですが、そのためにも道はありました。

その中でも、彦根では重要な道が交差しており、この場所はいわば乗換駅のような役割を持っていました。

 

彦根には次のような交通手段が通っていました。

  1. 中山道(なかせんどう)・・・東京(当時は江戸)から長野や岐阜を通って京都へいたる道。
  2. 北国街道(ほっこくがいどう)・・・京阪神から琵琶湖の東側を通り、北陸や新潟までいたる道。
  3. 彦根港(ひこねこう)・・・琵琶湖の水運が利用されていた時代に栄えた港。

 

これらの道や港が集まる場所であり、まるでターミナル駅のようですね。

これだけでも彦根が非常に重要な都市であったことが分かると思います。

さらに、水陸両方の観点から、東と西を結ぶ地点としてもとても優秀でした。

このような場所であったため、武士たちもみんな彦根を自分のものにしたい!と思っていました。

そして、お城はそのような場所に立ちます。

 

 

井伊直継(いいなおつぐ)

江戸時代、近江彦根藩(当時の彦根市)は井伊家(いいけ)という家が治めていました。

井伊家がなぜこれほどの権力を持っていたのか。

それは、簡単に言うと戦で功績をあげて徳川家康に気に入られていたからです。

当時、天下を治めていた徳川家康から彦根を任せられていました。

彦根城は、関ヶ原の戦いの後、井伊直継の代になって完成しました。

 

 

井伊直弼(いいなおすけ)

この名前は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

近江彦根藩の第15代藩主。

彼は大老という将軍の次に偉い役職に就きました。

また、日米修好通商条約を結んだことでも有名です。

 

そんな彼が青春時代を過ごしたのが彦根城のすぐそばにある家です。

埋木舎(うもれぎのや)と言われています。(今もあります。)

ここで和歌などを詠んで文学に励んでいたそうです。

 

 

彦根城天守

江戸時代から保存され、現在も中を見学することができます。

3階建てで、彦根市琵琶湖を展望することができます。

湖からの風がびゅうびゅう吹いていてなんだか迫力があります。

こんな城、なかなかないです。

 

反対側には山々が見えます。

ひときわ目立つポコッとした形の山が佐和山(さわやま)です。

そこにはかつて、佐和山城という城がありました。

この城には石田三成(いしだみつなり)が住んでいましたが、関ヶ原の戦いで負けたために追い出されてしまいました。

その後、そこに入ったのが井伊直政(いいなおまさ)です。

しかし、皆さんはいきなり地元の市長が変わったらどう思いますか?

なんか嫌ですよね。

だから井伊直政はそのまま城に入ることを辞めて、別の場所に城を立てることを考えます。

それが彦根城です。

 

佐和山城は残念ながら完全にまっさらな状態になってしまいましたが、一部の石垣などが彦根城に運ばれて使われています。

 

ちなみに、彦根城天守閣も大津城という別の城から移築したものだそうです。

リサイクル城ですね。

 

 

玄宮園(げんきゅうえん)

 彦根城の横にある庭園です。

お城の横にはよく庭園があります。(金沢城兼六園岡山城と後楽園など)

大名の趣味、あるいはステータスだったのでしょう。

 

玄宮園は4代目藩主の井伊直興(いいなおおき)が作りました。

めちゃめちゃ広いってわけではないですが、真ん中に大きな池があり広々としているように感じられます

現代で言えば、鏡張りの部屋にして広く見せるようなものでしょうか。

また、小さな橋がたくさんかけられているので、渡るのが楽しいです。

橋越しに彦根城を見上げると、インスタ映えもしますよ。

 

 

大隈重信のおかげ!?

 最初にも言いましたが、現存している天守閣は12基しかありません。

では、彦根城がなぜ現在まで残っているのか。

 

明治時代になると武士による支配は終わり、その象徴であったお城も邪魔もの扱いされるようになりました。

明治6年廃城令という「お城を廃棄しろ!」という指令が明治政府から出されました。

ここでほとんどのお城は取り壊されました。

しかし、当時の議員であった大隈重信(おおくましげのぶ)が、明治天皇彦根城の保存を申し出たと言われています。

その結果、特例で彦根城は保存が決まったそうです。

 

 

 アクセス・料金

JR 彦根駅からは徒歩で20分ほどかかります。

駅でレンタサイクルを借りて行くことをおすすめします。

二の丸駐車場の近くに無料の駐輪場があります。

 

料金は城と玄宮園合わせて800円です。

最初は少し高めだと思いましたが、十分に価値があります。

 

入場ゲートをくぐると最初に50段ほど階段がありますが、それを登ればすぐに天守です!

 琵琶湖ビューを楽しんで下さい!

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

四国フリーきっぷを活かしたい

四国に行きたい!そんな願いを手軽に叶える切符があります。

JR四国が発売している「四国フリーきっぷ」です!

このきっぷは、四国内の特急含めた全てのJRに連続3日間乗れるというものです。

値段は16440円!

(詳しくはコチラ→四国フリーきっぷ |四国旅行 JR四国ツアー(駅コミ)

 

 

また、25歳以下の方であれば、「若者限定四国フリーきっぷ」というものもあり、こちらは条件が全く同じで9980円!

 

このきっぷを使うべき人はこんな人!

  • 四国の西側を攻めたい人!
  • 四国のいろんな県を回りたい人!
  • いろんな特急に乗ってみたい人!
  • ローカル路線にも乗ってみたい人!
  • (特に)25歳以下の人!

 

 

四国フリーきっぷを最も有効に使うには、特急でしか行けない場所に行くことが重要です。

四国には車でしか行きにくいような場所も多いため、このきっぷを使う際は電車で行きやすい場所、電車ならではの場所をセレクトすることがおすすめです。

ということで、、、。

 

四国で電車で訪れるべきスポット! 

 

1.下灘駅愛媛県

田舎の無人駅ですが、インスタ映えすると有名な観光スポットになりました。

海が近い駅して、非常に流行っています。

ポスターや映画のロケ地としても使われた場所です。

 

松山から約1時間普通列車しか通っていないようなところです。

また、電車の本数も少なく、2時間に1本程度

このような理由から車で訪れる人も多いそうですが、私はやはり駅は電車で訪れるから駅だと思うのです。

電車で松山方面から来て松山方面に戻る場合は、早朝か夕方に来るのが電車の接続的に良いと思います。

 

 

 

2.四万十川高知県

四万十川は四国最長の河川で、ダムがないことから「日本最後の清流」と言われています。

カヌーなどのアウトドアをイメージされる方が多いと思いますが、アウトドアはしない、見るだけでいいよ、と言う方には電車がおすすめです。

 

高知西側に予土線(よどせん)という路線があります。

車窓から蛇行している四万十川を見ることができます。

また、主に土日や夏休みなどはしまんトロッコという観光列車も走っています。

ロッコなので風に当たりながら景色を楽しむことができます。

 

見どころは沈下橋(ちんかばし)です。

沈む橋とはどういうことか。

この橋は、欄干がありません。

四万十川で洪水が起こった際に、流木などが引っかからないようにするためです。

そして、川が増水した時に沈んで見えなくなるから沈下橋です。

四万十川にはこのような橋がたくさんあります。

 

予土線を利用する場合は、宇和島駅から高知駅のルート、またはその逆を利用することになります。

途中、窪川駅という駅での乗り換えが必要になり、ここで1~2時間の待ち時間ができてしまいます。

フリーきっぷであれば、気軽に途中下車することができますね。

かと言って窪川駅は何があるんや!と思った方。

道の駅と自然があります。

時間を忘れて自然の中でゆっくりするのもまた旅らしいのではないでしょうか。

 

 

 

3.道後温泉愛媛県

道後温泉は電車でのアクセスが良いと言えます。

松山駅から道後温泉まではJRではなく伊予鉄道で行きます。

路面電車で25分、片道170円です!

 

道後温泉については別記事でまとめているので、こちらを是非ご覧ください! 

mall.hatenablog.com

 

 

 

4.今治城愛媛県

今治はどちらかと言うと、しまなみ海道があるということで自転車、広島方面から船、タオル美術館へは車、ということで電車で観光に訪れるにはあまり向いていないと思います。

ただ、今治市内の「せとうちバス」と併用することで、1か所だけおすすめの場所があります。

それが今治城です。

 

今治城は戦国時代の大名・藤堂高虎(とうどうたかとら)が建てた城で、現在のものは1980年に復元されたものです。

名古屋城松本城などにも見られる層塔型(そうとうがた)という造りが初めて取り入れられた城だそうです。

 

また、お堀が海水と繋がっていることも魅力の一つです。

お堀にサメが泳いでいることもあるそうです。

 

今治駅からバスで10分、片道200円です。

便数は10分に1本ぐらいの間隔で来ており便利です。

 

 

 

5.はりまや橋高知県

こちらはがっかりスポットとして有名な橋です。

たしかに全長10mほどで、橋というよりは町中にあるシンボルとして考えた方が良いですね。

だけど、よさこい節の一節にも出てくるこの橋、一度は見ておきたい!

高知駅から徒歩圏内にあるので、高知方面に訪れる場合はついでに行ってみましょう。

こういう場所こそ、乗り放題きっぷが本領を発揮します。

高知駅から徒歩10分ほど、道もまっすぐ歩くだけで到着することができるので、

旅の途中、電車に乗り疲れたというときに歩いてみるのはどうでしょうか。

 

 

 

6. リトルマーメイド(各駅)

パン屋さんです。

四国にしかないというわけではなく全国チェーンなのですが、

高松駅多度津駅坂出駅松山駅今治駅高知駅などJR四国の駅中になぜかよくあります。

 電車の旅で時間がないって時は乗り換えのついでにパッと買ってパンで腹ごしらえ!

おいしいです!

私のおススメは紫いもボールです!

 

 

 

 最後に

 今回は愛媛県高知県を中心に紹介しました。

もちろん、香川や徳島にも観光スポットはたくさんあります!

ただ、香川や徳島は比較的、特急を使わなくても訪れやすい場所にあります。

一方で、愛媛県を西へ行く予讃線香川から高知まで南下する土讃線というのは、普通では時間がかかり過ぎて現実的ではない区間であるため、フリーきっぷで特急を乗り倒して元を取りまくれます

そのため、フリーきっぷを使う場合は以上のような場所を訪れるのが最も良いと考えました。

 

誰かの旅の参考にでもなれば嬉しいです。

ありがとうございました。

 

 

【完全版】道後温泉の楽しみ方

愛媛県にある有名な温泉地・道後温泉

有馬温泉兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)とともに日本三古湯と呼ばれています。

その歴史は相当古く、聖徳太子も来たと言われています。

夏目漱石が書いた小説「坊っちゃんに登場することでも有名です。

観光地としてにぎわっており、温泉に入らなくても昔ながらの街並み食べ歩きを楽しむことができます。

今日はこの道後温泉の楽しみ方をご紹介します!

 

 

 

アクセス

まずは道後温泉の行き方です。

道後温泉松山市にあります。

JR松山駅から路面電車に乗って向かいます。

伊予鉄道市内電車(片道170円)で約25分かけて向かいましょう!

 

 

坊っちゃんラクリ時計

まず駅を降りてすぐの人気スポット。

1時間ごとに坊っちゃんの登場人物が出てきてせりあがる時計です。(時期によっては30分に1回)

1994年に道後温泉100周年を記念して作られたものです。

横に足湯もあります。

 

 

道後ハイカラ通り

イカラとは、明治時代に流行した言葉で、西洋風の服装や生活様式をまねすること。

この商店街はそんな明治の雰囲気を今に伝えることを目標としています。

言うならば道後温泉お土産アーケードです。

清水寺で言えば産寧坂のような存在です。(道後ハイカラ通りには坂はありません。)

 

雰囲気はというと非常に活気がある商店街で、温泉地という感じがします。

食べ歩きをしている人や、人力車に乗る人、浴衣を着て歩く人。

 

中でも商店街の入り口すぐにあるミカンジュースのお店「10FACTORY」は大変にぎわっていました。

いろいろな種類のミカンジュースがあるのですが、1本5~600円するので私は手が出ませんでした。

 

また、坊ちゃん団子のお店は3つ確認できました。(私調べ)

坊ちゃん団子とはあんこで餅を包んだもので、三食団子になっています。

小説の中で坊っちゃんが団子を食べるシーンがあったため、それにあやかって名付けられたのだと思います。

私は「巴堂」というお店で食べました。

価格はどこも同じようなものだったので、有名人が来た写真(信頼の証)がいっぱいあったところを選びました。

 

他にも、「瀬戸内銘菓ポエムの店」や「一六タルトの本店」などもありました。

そうこう歩いているうちに本館が近付いてきます。

 

 

約100年の歴史!道後温泉本館

ここが道後温泉のメインスポットと言える場所です。

大人420円で入浴することができます。

そして道後温泉の本当の楽しみ方は休憩室も合わせて利用することだそうです。

(2021年3月現在はコロナで休憩室は使えません。)

 

この温泉の凄いところは、重要文化財に指定されていながら、現在もなお営業を続けているところです。

重要文化財に選ばれているものは主に神社やお城、邸宅など、かつて使われていたという場所が多い中で、現在もその時代と同じ目的で利用されているというのは、大変珍しい例だと思います。

本館は明治27年に建てられ、その後何度も改築を繰り返して現在も使われています。

道後温泉」という看板は昭和に作られたもので、それが掛けられた建物である玄関棟は大正時代に作られたものです。

2021年3月現在は保存工事を行っており、一部見られない場所があります。

 

 

道後温泉別館 飛鳥之温泉(あすかのゆ)

本館があるなら、別館もあります。

こちらは2017年にできた新参者で歴史はありません。

が、見た目は飛鳥時代の建築様式を取り入れていて、見ごたえがあります。

これは、聖徳太子道後温泉を訪れたと言われていることから、太子が生きた飛鳥時代をイメージしているそうです。

 

 

【コラム】「坊つちやん」読んでないんだけど!って人のために

夏目漱石1906年に発表した小説。

こんな昔の小説、読んでないという人の方が多いと思います。

(私は道後に行くに当たって読みました。)

ただ、100年以上前に書かれた作品が今も名前を知られているというのはすごいことですよね。

そんなに面白いのか!ということになります。

どんなお話かと言いますと、「主人公の坊ちゃんが江戸から松山にきて中学校の教師をやる」という話です。

でも別に学園モノというわけでは全くなく、江戸っ子の坊ちゃんが田舎での暮らしや人間関係に苦労する様子が描かれます。

また、マドンナと呼ばれている女性が登場します。

道後温泉にも「マドンナ」の名を冠した施設がいくつかあると思います。

ここで注意したいのは、マドンナというのは坊ちゃんの恋人ではなく、同僚の恋人であるということです。

坊っちゃんが恋をするというわけではありませんが、このマドンナを巡って話が大きく動きます

 

気になった方は書店で300円程度で文庫本を買えるので、読んでみてはいかかでしょうか。170ページくらいで、すぐ読み終われます。

読書感想文みたいになってすみません。

 

では道後温泉に戻ります。

 

道後温泉を見降ろせる!空の散歩道

道後温泉のすぐ横にある遊歩道を少し上がると、展望足湯があります。

無料です。(タオルを持っていくのを忘れずに。)

 

上から道後温泉本館を見ると、てっぺんに白鷺がいます。

これに関係しているのが、「白鷺の伝説」です。

かつて、片足を痛めた白鷺が道後の地に飛んできて、湧き湯に足を浸すとその傷が癒えたのです。

道後温泉はこの白鷺によって発見されたと言われています。

そのため、道後温泉では至る所に白鷺を見つけることができます。

ぜひ、探してみてください。

 

 

 最後は宇和島名物の鯛めしで!

宇和島鯛めしとは簡単に言うと「鯛が入った高級な玉子掛けご飯」です。

自分で卵を溶いて鯛や海藻をダシに入れ、ご飯にぶっ掛けて食べます。

そりゃうまいです。

 

愛媛県の西側には宇和島という町があり、そこに面した海を宇和海と言います。

その宇和海の海岸はリアス式海岸であり、鯛の養殖に適しているのだそうです。

そのため、宇和島の鯛の生産量は日本一!らしいです。

だから鯛めしというのが宇和島の郷土料理になっているのですね。

 

この鯛めしを提供している愛媛県のローカルチェーン店があります。

「かどや」です。

「地元のチェーン店はうまい」の法則により、ここが良いだろうと判断。

道後温泉の近くにも2つの店舗がありました。

宇和島鯛めし1600円。良かったです。

 

 

おわりに

やはり道後ハイカラ横丁のおかげで、かなりにぎわっている温泉地という印象を受けました。

観光するポイントもたくさんあり、温泉に入らなくても飽きることなく楽しむことができます。

夕暮れ時もきれいです。

 

最後に温泉地あるあるを言って締めます。

 

 

 

温泉地あるある言いたい~

 

温泉地あるある言いたい~

 

温泉地のあるある言いたい~

 

温泉地のあるあるが言いたい~

 

温泉地あるあるが言いたい~

 

温泉地あるある言いたい~

 

 

温泉地にはトトロのお店がある!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!!!